ブログ

展示会主催者の種別(属性や分類)に関して

皆さんこんにちは付加価値創造の山澤です。


皆様は自社で出展する展示会の主催者がどういった属性の主催者なのか気にされたことや考えられたことはありますでしょうか?

今年も後一ヶ月ほどで終わりとなり25年度の販促計画のために様々な展示会情報を収集されている方も多いかと思います。

主催者の種別(属性)や立ち位置によって展示会の特徴が必然的にでてきます。

出展される展示会を選ぶ際の判断材料の一つにして頂けましたら幸いです。

 

【展示会主催者の5分類】

●業界団体
日本では業界団体が主催する展示会本数が最も多いといわれています。
例をあげますと東京モーターショー、東京ゲームショーなどが有名な展示会です。
業界団体が主催しておりますので業界の発展、向上のために開催されているものが大半で売上に直結するというよりは情報発信、啓蒙などを行って業界自体の市場を大きくするという事に主眼が置かれている場合が多いです。
大半の展示会が非常に歴史が長く、当たり前ですが特定の業界団体が開催しますので全く違う業界の来場者が来場される事は少なく来場者が固定化されやすい傾向にあります。
ただし、特定の業界に対してリーチするのであれば最も王道な選択肢になる展示会となります。

●メディア
最初にあげました業界団体の次に開催本数が多いのがメディア(新聞社、雑誌社、ポータルサイトなどの媒体社)が開催する展示会です。
日経新聞社、亀岡大郎取材班グループなどが有名で最近では朝日新聞社も展示会の主催を行っています。
表面的な趣旨は業界団体と同じように業界の発展、向上を趣旨としていますが業界団体よりは営利の目的の色が強くなってきます。

自社のメディア広告を売りやすくするために展示会を主催しているメディアもあります。
基本的には自社メディアでの告知が主体となりますのでメディア購読者以外へのリーチが薄くなりやすい傾向にあります。

ただ、メディアの購読者にリアルの場で訴求するという効果は高くこちらも長年開催されている展示会が多数あります。

●展示会主催会社
日本では展示会主催企業という認知が低いのですが1社あたりの開催本数が多いのはこちらの展示会主催会社となります。

業界最大手がRXジャパン(元リードエグジビションジャパン)で同社の発表数字では年間370本ほど展示会を開催しています。(同時開催を含む)

上記に紹介した業界団体、媒体社と比較しても最も営利目的が強い企業体になります。

ただ、展示会主催を本職としているため売上に直結しやすい展示会となっている物が多くあります。

様々な展示会と同時開催しているケースが多く思いもよらない企業との商談になる事も多くあります。
ですが営業トークにのせられたり展示会名のみで判断してしまうと来場者とのミスマッチがおこり費用対効果がえられない残念な出展成果となることもございます。
※失敗しない展示会の選び方という記事も執筆しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

同時開催展全体の状況を把握し展示会の趣旨、来場者層などを詳しく調べて出展される事をお勧めします。

●問屋などの流通会社
こちらの企業体の展示会は基本的には招待制となっている事が大半です。
即売か新商品発表会を趣旨としているケースが大半で出展企業も基本的には主催企業との取引がある会社のみと限定的な事が多くあります。
展示会として公式HPを持っているケースも少なくあまり目に触れる事はないかもしれません。

●自治体・官公庁、金融機関
国、自治体や信用金庫、信用組合が主催となっている展示会もあります。
こちらは主催者として展示会開催において利益を上げる事が目的ではなく中小企業の業績活性化のためや情報発信、啓蒙のために開催されます。
大半の場合は出展費用が非常に安く展示会を初めて活用される企業にはおすすめです。
ただし、出展に対して審査があるケースがあったり出展募集からそれほど時間がかからず完売となるケースもあります。
成功している物とあまりうまく行っていない物の差が激しいためこちらも事前に前回実績などを調べて出展判断されることをオススメします。

 

以上、大別して5種類の展示会主催をご紹介させて頂きました。
弊社では展示会出展のコンサルティングも行っています。
そもそもの出展展示会の選定から出展目的に合わせたブース装飾提案
会期前の準備~会期中~会期後のフォローアップまで
長年の経験を活かして、出展成果最大化のお手伝いをいたします。
お気軽にご相談ください。
ご相談はこちらから